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(カテゴリー)インタビュー

異彩を放つ、兄弟の行く先

株式会社ヘラルボニー 代表取締役社長 松田崇弥、代表取締役副社長 松田文登

クレジット

[写真]  奥山淳志

[文]  井上英樹

読了まで約9分

(更新日)2019年06月21日

(この記事について)

株式会社ヘラルボニーは福祉を軸に物・こと・場所を企画し、様々なクライアントと共にプロジェクトや商品を世に送り出している。彼らは自らを「福祉実験ユニット」と呼ぶ。ウェブサイトを開くと「異彩を、放て。」という大きな文字が現れる。そのメッセージは「障害」への可能性を示唆している。「異彩」や「普通じゃない個性」を可能性と捉え、障害のある方たちのアートを「MUKU」というブランドで販売したり、工事現場の外壁に街を彩るアートへと変える「全日本仮囲いアートプロジェクト」を展開する。

会社運営するのは双子の兄弟だ。松田崇弥さん、文登さんの兄である翔太さんには、自閉症という先天性の障害がある。会社の原点はお兄さんへの想いだという。その想いを形にした双子の兄弟と、兄の翔太さんを岩手県に訪ねた。

本文

関連人物

松田崇弥

(英語表記)MATSUDA Takaya

(松田崇弥さんのプロフィール)
代表取締役社長。MUKU 代表。全日本仮囲いアートプロジェクト 副代表。未来言語 共同代表。小山薫堂率いる企画会社オレンジ・アンド・パートナーズ、プランナーを経て独立。「異彩を、放て。」をミッションに掲げる福祉実験ユニットを通じて、福祉という領域のアップデートに挑む。ヘラルボニーのクリエイティブを統括。東京都在住。双子の弟。
(松田崇弥さんの関連サイト)

松田文登

(英語表記)MATSUDA Fumito

(松田文登さんのプロフィール)
代表取締役副社長。MUKU副代表。全日本仮囲いアートプロジェクト代表。大手ゼネコン会社を経て副社長に就任。入社3年目にして営業成績1位を獲得する元営業マン。自社事業の実行計画及び営業統括を担当するヘラルボニーの経営担当。岩手在住。双子の兄。
(松田文登さんの関連サイト)