ニューヨークを拠点に活躍する演出家ピン・チョン氏によるドキュメンタリー・シアター「Undesirable Elements」の日本版オリジナル作品が2019年1月に東京と大阪で開催されます。チョン氏はこれまで、移民や、社会的マイノリティー、戦争孤児、LGBTなど、様々な「生きづらさを抱えながら生きている人たち」にインタビューを試み、彼らの物語を演劇作品化して発表してきました。今回は、現代の日本で、障害のある人や社会に生きづらさを感じている方々から様々なエピソードをヒヤリング、インタビューし、それらを演劇的に再構築する、というオリジナル作品です。現在、この公演の出演者を募集しています。面接や演出には日本語などの通訳がつきますので、プロ・アマを問わず「自分自身を表現したい!」という方、ぜひご応募ください。
【応募条件】
1.16歳以上の障害のある方や社会に生きづらさを感じている方
*性別・国籍不問、未成年者(2019年1月26日時点)は保護者の同意が必要
2.演劇経験不問 初心者からプロの方まで応募できます!
*所属者は所属先の許諾を得ること
3.会場までの介助が必要な場合は、介助者の同伴がご自身で手配できること
4.すべての日程に参加できる方
*面接選考会、インタビューの日時・場所については、一次選考を追加した方に個別に連絡します
5.日本語(手話)を読み・話せる方
【申込方法】
応募用紙に必要事項をご記入のいただき、写真(上半身・全身各1枚)と一緒に、下記のいずれかの方法・にてお申し込みください。
1.応募用紙をダウンロードして、郵送かメールにてお申込
応募用紙ダウンロード(ワードファイル)
ご送付先:〒590-0115 東京都千代田区内神田1-3-5 野村ビル2階
日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS パフォーミングアーツ・グループ UE係
メール宛先:info@dita-pa.jp (件名を「UE応募」としてください)
2.こちらの応募フォームからお申込
*募集要項及び応募方法の詳細はこちら(http://dita-pa.jp/ue-japan/)もご覧ください。
応募締切:6月30日(土)必着
【作・演出】
Ping Chong(ピン・チョン)
演出家、振付家、映像アーティスト、Ping Chong + Company創設者。
演劇にメディアを取り入れたパイオニア的存在の国際的アーティスト。1972年以来、国内外で100を超える作品を制作する。人形劇やダンス、ドキュメンタリー劇、サウンド、メディア、その他の実験的な演劇手法を取り入れ、アフリカで隠ぺいされた大虐殺から中国の近代化、9.11以降のアメリカでの若いイスラム教徒の体験まで幅広いテーマを探求している。1995年東京国際舞台芸術フェスティバルで『ガイジン~もうひとつの東京物語』を阪本洋三氏と共作・共同演出で発表。アメリカ最高位の芸術賞・National Medal of Arts(国家芸術勲章)のほか、BESSIE賞(ニューヨーク・ダンスパフォーマンス賞)、OBIE賞(オフ・ブロードウェイ演劇賞)を受賞。
【企画・共作・共同演出】
阪本洋三
舞台芸術プロデューサー、演出家。NHKドラマディレクターを経てフリーに。ニューヨークを拠点に異文化の共存・共生を目的とした国際的文化交流のNPOを立ち上げ、国際交流基金Performing Arts JAPANや文化庁の日米舞台芸術交流事業、NHKのドキュメンタリー番組制作など文化事業の企画制作を手がけた。またブロードウェーの芸術家とオリジナル・ミュージカルを制作・演出したり、ニューヨーク・シティ・バレエ団やダンス・シアター・オブ・ハーレムの団員らと舞踊作品を作り発表してきた。チョン氏とはニューヨークで出会い、Undesirable Elementsのオリジナル・キャストとして参加、再演時には演出補佐を務めた。現在、近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻教授として研究・教育にも携わっている