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(写真について)松本倫子《HOPPE》2017年

(カテゴリー)展覧会

(ニュースのタイトル)新たな意識で生きる一歩を踏み出すために。展覧会「ここから2」が国立新美術館にて開催

(更新日)2018年03月13日

(この記事について)

障害のあるなしにかかわらず、身体や感覚、感性を揺さぶられ、共に楽しむことで、新たな生き方につながる

本文

本展は「障害・感覚・共生を考える」をテーマとし、障害の有無に関わらず、同じ場に集って展示を見ることにより、アートを通じて共生社会を考える機会となるよう企画されました。障害のある方たちが制作した魅力ある作品と、文化庁メディア芸術祭の受賞作などから選ばれた、障害に関連するマンガ、アニメーション、ゲーム。メディアアート等の作品や、誰でも楽しめる参加型の作品を展示し、あらゆる人々にとって新たな意識、新たな「生き方の創造」につなげていきます。
2016年10月に行われた「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム」で開催した文化庁主催「ここから アート・デザイン・障害を考える3日間」展を継承する展覧会です。

展覧会構成1:ここから始める〜生きる・つくる・アートの原点に触れる〜
障害のある人の創作活動には、表現すること、さらには生きることの原点に触れるような作品が見受けられます。生きることとつくることが等しいような作品は、見る人の心に直接届きます。さまざまな作品との出会いから一歩が始まるはずです。

出品作家:横溝さやか、宮川祐理子、大川誠、竹中克佳、松本倫子、杉浦篤、岩元哲文、マスカラ・コントラ・マスカラ、金澤翔子、多夢多夢舎 ほか

大川誠《Makoot》

マスカラ・コントラ・マスカラ《覆面とロック(レコジャケシリーズ)》2016-17年

展覧会構成2:ここからひろがる〜身体感覚をゆさぶるメディア芸術〜
マンガやアニメーション、ゲームやメディアアートなどのメディア芸術分野から、身体感覚をゆさぶるような作品を展示します。これらは、普段あまり意識されることのない自らの視覚や聴覚、触覚などを際立たせ、時には不思議な感覚をもたらします。

出品作家:杉浦茂、五十嵐大介、いがらしみきお、吉本浩二、久野遥子、Jean-Charles MBOTTI MALOLO、うしお、島影圭佑、福森みか、Ryo Kishi

久野遥子《Airy Me》 2013年 ©2013 Kuno Yoko All Rights Reserved.

島影圭佑《OTON GLASS》 2015年〜2018年 Photo:KIOKU Keizo, Courtesy:21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa

うしお《Where are you?》2016年

展覧会構成3:ここからつながる〜みんなでつくる! あわプロジェクト〜
自分のからだを使って、様々な色に輝く映像の「あわ」をつくります。参加者ひとりひとりが描いた「あわ」が集まり、みんな(=Our)のあわがギャラリーの大空間を彩るプロジェクトです。すべての人々がつながり、ともに創造する未来を体感してみませんか。(制作:フリッカ)


[特別展示]
「ここからTOUCH」:さまざまな「感覚」を使って作品を鑑賞していただくため、文化庁長官で金工作家でもある宮田亮平の作品、文化庁が所蔵する青木野枝、多和田圭三、黒川弘毅の彫刻作品を「触れてみる」展示です。普段は視覚でとらえている作品を触覚で体験してみてください。
GO Journal」:日本財団パラリンピックサポートセンターが創刊した、パラスポーツと未来を突き動かすグラフィックマガジン「GO Journal」。このマガジンを監修する写真家の蜷川実花らによるパラアスリートの写真を展示します。
協力:日本財団パラリンピックサポートセンター


インフォメーション

ここから2  障害・感覚・共生を考える8日間
会期:2018317日(土)〜25日(日)
休館日:320日(火)
開館時間:10:00-18:00 317日(土)、23日(金)、24日(土)は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
会場:国立新美術館 企画展示室2E(東京都港区六本木7-22-2) http://www.nact.jp
観覧料:無料

主催:文化庁
制作:アート・ベンチャー・オフィス・ショウ

展覧会に関するお問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
展覧会ホームページ:http://www.kokokara-ten.jp
*会期中、アーティストトークや監修者による解説ツアーがあります。詳細は展覧会ホームページよりご確認ください。

会場

[国立新美術館] 東京都港区六本木7-22-2

国立新美術館
東京都港区六本木7-22-2