録音した街の音や人の声を素材に、ギャラリーや劇場など様々な場所で音源を再構成し“音の展示”や“音の上演”を行う作家・ 荒木優光 が、地域の高齢者が通う老人福祉センター〈寿楽荘〉でのリサーチやインタビューを元に、作品展示と〈寿楽荘〉での音楽イベントを開催します。
今回の展覧会「RECOLLECTION 36°×139° 寿楽荘その1日の誕生」では、〈寿楽荘〉に訪れるお年寄りの日常にアプローチしたインタビューなど、施設でのリサーチで得た音声や音源をもとに、音と映像を用いた空間展示(インスタレーション)を行います。また、〈寿楽荘〉を舞台にしたイベント「寿楽荘だよ全員集合」では、普段の利用者や近隣の方、一般の方がお客様になり、荒木優光がプロデュースする一日だけの音楽イベントが開催されます。
荒木優光
1981年山形県生まれ。京都在住。京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科卒業。アーティスト、音響・音楽家。サウンドドキュメンタリーやフィールドレコーディングなど、聴取の体験として音の在り方/所在を探り、「再生」をテーマとした音の作業を劇場上演や展示、音源作品など形式に留まらず活動する。主な作品に、《sunroof〈代理シャウトのオーディオシステム〉》(2015)、音響上演作品《パブリックアドレス – 音場2》(2014)、《Acoustic Device 騒音のための5楽章》(2016)など。劇場上演実験《showing》の企画・運営や、記録にまつわる作業集団ARCHIVES PAYディレクター、バンドNEW MANUKEのメンバーとしても活動。
http://masamitsu-araki.tumblr.com
展覧会「RECOLLECTION 36°×139° 寿楽荘その1日の誕生」
会期:2018年3月10日(土)〜12日(月)
時間:10:00-18:00(入場は17:30まで)
会場:浦和ふれあい館 第1会議室(さいたま市浦和区常盤9-30-2)
JR京浜東北線「北浦和」駅西口から徒歩5分
*3日間の会期中は〈寿楽荘〉でも作品の一部をご覧いただけます(10:00-16:00)
入場無料
大演芸大会「寿楽荘だよ全員集合」
日にち:2018年3月10日(土)
時間:11:00-15:30
会場:〈寿楽荘〉(さいたま市桜区下大久保727-1)
JR京浜東北線「北浦和」駅、JR埼京線「南与野」駅から「埼玉大学」行きのバスに乗車(北浦和駅からバス約20分/南与野駅からバス約10分)。「埼玉大学」正門バス停から徒歩 7分。
入場無料/途中出入自由/予約不要
ゲスト:
テンテンコ(ミニライブ)
港大尋とカルテットの仲間たち(パフォーマンス)
人見由夫(音模写)ほか多数。
*寿楽荘にて、利用者による恒例カラオケ大会と多彩なゲストによる音楽イベント。
展示やイベントの詳細はFacebookページよりご確認ください。
https://www.facebook.com/onsite.araki.jurakuso/