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(カテゴリー)展覧会

(ニュースのタイトル)大好きな食べ物とレゲエをモチーフにした絵とフードオブジェクト。NYを拠点に活動する二人の展覧会がユトレヒト(東京・渋谷)にて開催中

(更新日)2018年02月28日

(この記事について)

チーズバーガー、フレンチフライ、ホットドッグ、ドーナッツ、プレッツェル……そしてレゲエ界のレジェンドたち。ケンヤ・ハンレイの東京初となる作品展示

本文

 ニューヨーク在住の作家、ケンヤ・ハンレイ(Kenya Hanley)の作品のほとんどは「Foodと“「Reggaeで構成されています。彼の中心にある2つの主題は常にリンクし合い、独自のフィルターを通して自由な世界観で描きあげられています。作品集のページをめくるごとに、生き生きと描かれたフードが今にもフレームから飛び出してきそうな作品は、まるで、子供の頃に釘付けになった絵本の中の食べ物のようです。
 ハンレイは1975年、ブルックリンのカリビアンファミリーに生まれました。家の中にはいつもレゲエミュージックが流れていました。絵を描き始めたのは7歳の頃。最初のスケッチは、当時好物だったシリアルの箱(ケロッグ社のFrosted Flakes)とサラダとレコードジャケットだったそうです。紙袋や紙切れ、あらゆる“描ける平面”をみつけては、身の回りにある好きなものを片っ端からスケッチし、それを自分のベッドのマットレスの下に敷き詰めていたそうです(家族談)。2005年より、ニューヨーク・ブルックリンにある LAND Gallery という、知的障害のあるアーティストをサポートするアートスタジオ兼ギャラリーのメンバーとなります。自らを“アートスクールのギャングスター”と名乗り、週に5日、スタジオのバッドボーイたちとともに、マイペースに今日も「Food 」と「 Reggae」を描き続けています。
 ハンレイの作品は、New York Outsider Art FairMoMA(ニューヨーク近代美術館)のCullman Education Buildingthe Christian Berst Art Brut Gallery、ファッションブランド・J.クルーのニューヨーク旗艦店、またベルギーのMADMusée等で展示されたほか、ロンドンのThe Museum of Everythingにも収蔵されています。そして、数々のカルチャー誌、アート誌等で紹介されています。


ハンレイの作品集『 Tasty Reggae 』の出版を記念して、東京では初の展覧会を開催しています。ハンレイの友人であり、『Tasty Reggae』の出版元All-You-Can-Eat Press主宰、Yuki&Daughtersとしてフードオブジェクトを制作するYuki Matsuo との二人展となります。本に収められた作品の原画、そして本展のために描きおろした新作を展示販売します。ハンレイのスケッチブックの展示(非売品)、Yuki&Daughtersによるハンレイの作品の中から飛び出した、アイコニックなアメリカンフードの布のオブジェを展示販売しております。


インフォメーション

[展覧会]
“Its Delicious” Kenya Hanley & Yuki Matsuo
日時:201834日(日)まで 12:00-20:00  月曜休
場所:UTRECHT/NOW IDeA(東京都渋谷区神宮前5-36-6ケーリーマンション2C
www.utrecht.jp

[書籍]
Kenya Hanley『Tasty Reggae
ケンヤ・ハンレイ『テイスティ レゲエ』
出版社:All-You-Can-Eat Press, New York
出版年:2017
サイズ:28cm x 21.5cm /ペーパーバック/112ページ
言語:英語
ISBN:978-0-692-91184-6
定価: 3,500円(税別)
http://utrecht.jp/?product=tasty-reggae-kenya-hanley

会場

[ユトレヒト] 東京都渋谷区神宮前5-36-6

ユトレヒト
東京都渋谷区神宮前5-36-6