株式会社ヘラルボニーは、障害のある作家を対象として国内外から作品を公募する国際アートアワード「HERALBONY Art Prize 2024(ヘラルボニー・アート・プライズ)」を新たに創設しました。
初開催となる「HERALBONY Art Prize 2024」は、金沢21世紀美術館チーフ・キュレーターの黒澤浩美氏をはじめ、アーティストで東京藝術大学長の日比野克彦氏、LVMH メティエ ダール ジャパン ディレクターの盛岡笑奈氏、海外からは、世界最大のアートフェア「アート・バーゼル」で出展実績を持つフランス・パリのギャラリー“Galerie Christian Berst”の創設者、Christian Berst(クリスチャン・バースト)氏を審査員に迎え、国内外の文化・芸術分野の専門家の視点から異彩を放つ作家を新たに見出します。
2024年1月31日(水)10:00〜3月15日(金)23:59を応募期間とし、特設サイトからエントリーが可能です。4月中旬に一次審査(画像審査)で通過作品を選出、その後、二次審査(現物審査)でグランプリと企業賞が選出されます。8月上旬には受賞者及びファイナリストの作品が一堂に集結する展覧会や授賞式等の関連イベントの開催が予定されています。
株式会社ヘラルボニーからのメッセージ
HERALBONY Art Prize(ヘラルボニー・アート・プライズ)とは
ヘラルボニーは「異彩を、放て。」をミッションに、アートを起点に新たな価値や文化の創造を目指す福祉実験カンパニーです。2024年、数多くの才能ある作家のキャリアを後押しする芸術賞として、HERALBONY Art Prizeを創設します。この公募制のコンペティションは、作家にその創造力を披露する場を提供し、より多くの観客に作品を伝え、表現する仲間とのつながりを深めるだけでなく、キュレーター、コレクター、批評家、ギャラリー・ディレクターなど、多くの人の目に触れる機会にもなるでしょう。
国籍や年齢はアンリミテッド!世界中の障害のある表現者を対象として、革新性、創造性、新しい芸術的方向性の探求がみられ、多様なスタイルや技法、アプローチを試みる作品を奨励します。私たちはこの芸術賞を世界に向けて開き、社会の多様性を体現できる作家と作品に出会いたいと考えています。作家のキャリアを新たな高みへと押し上げ、従来の「障害とアート」のイメージを塗り替えていきます!
応募期間
2024年1月31日(水)から3月15日(金)午後11時59分まで(日本時間)
賞および表彰
・グランプリ (1名):賞金 300万円
・企業賞(協賛企業より複数賞、各1名)
※企業賞は、本プライズの協賛企業から複数社が選出する賞です。
受賞作品は、その企業のサービス・プロダクト・事業のいずれかに採用される可能性があります。詳細は2月以降、特設ウェブサイトに掲載予定です。
※受賞作家は、後日主催者よりライセンス契約等のご相談をさせていただく可能性があります。(任意)
展覧会概要
受賞者及びファイナリストの作品は8月上旬より開催される展覧会で展示する予定です。
会期:2024年8月10日(土)から 9月22日(日)まで
会場:三井住友銀行東館 1F アース・ガーデン(東京都千代田区丸の内1-3-2)
主催:株式会社ヘラルボニー
応募要項など
応募要項や審査基準など、その他詳細は、「HERALBONY Art Prize 2024」特設ウェブサイトでご確認ください。
審査員(敬称略)
Christian Berst、黒澤浩美、日比野克彦、盛岡笑奈
主催者コメント
ヘラルボニー 共同代表
松田崇弥・松田文登
「HERALBONY Art Prize」は、あたかも社会的な運動であるかのような風格を帯びる未来を想像しています。その本質は、1880年代にイギリスで芽生えた「アーツ&クラフツ運動」のように、生活と芸術の調和を模索する志向に根ざしています。この賞は、多岐にわたる企業や公的機関のサポートを受けながらも、従来の健常者中心の資本主義経済に挑戦し、新しい「ふつう」の提案を目指しています。世界中から集まる異彩溢れるアーティストたちの創造性は、まるで世界の風景と私たちの心を、楽しくかつ華やかに彩り立てることを思い描かせるでしょう。異彩を、放て。