知的な障害のある人たちを含むアーティスト大集団「音遊びの会」。国内外で数々の公演や芸術祭に出演、訪れた場所に呼応したパフォーマンスやコラボレーションを発表してきた“大家族バンド”がこの秋、金沢にやってきます。
障害福祉施設の利用者、その家族やスタッフ、地元アーティスト。音を出すことに興味のある人、聴く人、支える人とともに、ここでしか出せない音を探します。経験者、未経験者問いません。かなざわにわざわざ、音遊びの会がきて、ざわざわ、ざわめく5日間。きっと初めて聴こえてくる音に、会いに来てください。
第1部 アウトリーチ・ワークショップ(事前申込制)
11月21日(火)、22日(水)
石川県内福祉施設にて、出張ワークショップを行います。詳細はお問い合わせください。
第2部 深掘り!ドキュメンタリー映画&ワークショップ
11月23日(木・祝)
10時30分 ドキュメンタリー映画「音の城♪音の海-SOUND to MUSIC-」上映(90分)
13時 ワークショップ(約2時間程度)
15時45分 ドキュメンタリー映画「音の行方」上映(107分)
17時45分 アフタートーク(約45分)
※開場は各開始時間の30分前
会場:金沢市民芸術村 パフォーミングスクエア(石川県金沢市大和町1-1)
料金:無料
対象年齢:ワークショップは6歳以上
定員:ワークショップ15名(介助者含む)/映画各回200名
申込み:ワークショップはイベント公式ページの末尾の専用フォームよりお申込みください。
*ご参加にあたり、必要なサポートがありましたらお知らせください。
*フォームからお申し込みが難しい場合は、下記「問合せ」メールアドレスにお問合わせください。
上映作品
1.「音の城♪音の海-SOUND to MUSIC-」
自閉症、ダウン症、ウィリアムズ症候群など、知的障害がある人々による即興演奏について研究する学生たちが始めた「音遊びの会」。知的障害者と音楽家たちのコミュニケーションを通し、全ての人にとって自由な音楽を模索するドキュメンタリー。
監督:服部智行
配給:音の城♪音の海上映委員会
2009年製作/90分/日本
2.「音の行方」
神戸の至宝。結成17年。伸びやかに音楽を続け その音楽性は驚きと感嘆 時には笑いをもって迎えられる「音遊びの会」。見るものの目を釘付けにする彼らの豊かな表現は即興音楽の概念を塗り替える。音楽の歴史に残るドキュメンタリー。
監督・撮影・編集:野田亮
配給:映画『OTOASOBI』製作委員会
2022年製作/107分/日本
第3部 体感!ライブパフォーマンス
11月24日(金)公開リハーサル(事前申込制)
詳細はお問い合わせください。
11月25日(土)ライブパフォーマンス(無料/申込み不要)
13時30分~15時30分(13時開場)
会場:金沢市民芸術村 パフォーミングスクエア(石川県金沢市大和町1-1)
料金:無料
*車椅子をご利用の方は、芸術村事務所まで当日お声がけください。
出演アーティスト
音遊びの会
2005年結成。知的な障害のある人たちを含むアーティスト大集団。演奏スタイルや表現のジャンルを超えた自由な即興演奏を軸に、ワークショップやコンサートなど様々な活動を重ねている。17年たった現在も、月2回のワークショップを地元、神戸にて継続中そして進化中。関西を中心に、北海道、東京、水戸、島根、山口、宮崎など遠征公演も多数。2013年に行ったイギリスツアーの模様はNHKにてドキュメンタリー番組として放送。2021年11月大友良英プロデュースによるスタジオ録音アルバム『OTO』リリース。
Yukari Kawada(サウンド・アーティスト、ヴォーカル)
参加日:11月23日(木・祝)から25日(土)
12歳頃より歌うことを始めその後モントリオールや東京で英語とヴォーカルを学習。2013年春バンドmode;KとしてCD「It’s Time」リリース。2016年音楽ユニットOtnk (oto-no-ki)を結成しミニアルバム「音の樹」をリリース、2021年秋「Otnk展」リリース。2019年Otnkとして、100いまるまる、澤山工作所と共に金沢21世紀美術館シアター21にて「最後のオーケー」公演。2021年春からPodcastとエフエム石川で番組「ハローアートフレンズ」をCAFUNEのボーカルLapuと共に開始。2022年に泉鏡花記念金沢戯曲大賞公演である舞台「水向茶碗」の楽曲制作・サウンドデザインと音響。その他テレビCMや番組などの歌唱やナレーション多数。
垣田堂(ギタリスト、作曲家)
参加日:11月23日(木・祝)から25日(土)
1978年、米ニュージャージー州生まれ。金沢市在住。14才よりギターを始める。ニューヨーク、スペイン・バルセロナでのストリート演奏等を経て、現在は北陸を拠点にする。美術館、ギャラリー、寺、プラネタリウムでの演奏のほか、舞踊、朗読、演劇、画家など、他分野のアーティストとの共演も行う。
垣田堂オフィシャルサイト
総合企画・ディレクション
なかむらくるみ(ダンスアーティスト、カラダ媒介人)
石川県金沢市生まれ。人の身体が持つ可能性をダンス(身体表現)というコミュニケーションツールを使って発信している「ソコニダンス」を主宰。石川県内複数の福祉施設においてニーズに寄り添いながら身体と心で表現できる場作りを継続的に行う。音遊びの会とは2022年「そんなにジロジロ見ないでくれ」(神戸、金沢)、2023年「真っ赤なアイドル“AKAZOKU”がやってくる」(東京)で共演。