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(写真について)©Jeff Busby

(カテゴリー)イベント

(ニュースのタイトル)今秋、劇団バック・トゥ・バック・シアターが京都と山口で5年ぶりの来日公演

(更新日)2023年08月29日

(この記事について)

知的障害のある俳優たちも活躍するインクルーシブシアターの先駆けである、オーストラリアの劇団バック・トゥ・バック・シアター。10月に『影の獲物になる狩人』を日本初上演。

本文

バック・トゥ・バック・シアターとは

Back to Back Theatre(バック・トゥ・バック・シアター)は、知的障害のある俳優たちを中心に結成された劇団で、インクルーシブシアターの先駆けとして、オーストラリアを拠点に国内外で30年以上に渡り表現活動を行なっています。さまざまな個性をもつメンバーが描き出す唯一無二の作品は、国際的に高い評価を得ています。

2009年から2022年の間に、世界でも有数なアート・フェスティバルや劇場での上演およびスクリーニングを含む、国内で83カ所、国外では116カ所にてシーズン公演を行なっています。2009 年以降、芸術の素晴らしさとインクルーシブをテーマにしたワークショップも展開。現在までに34,000人を超える参加者と体験を共有してきました。バック・トゥ・バック・シアターは、オーストラリアが海外にほこる重要な文化財とみなされています。

「影の獲物になる狩人」について

日本初上演の本作「影の獲物になる狩人」では、キーワードとして「AI」が取り上げられます。
劇中で開かれる集会で、登場人物たちは人間に対するAIの脅威を語ります。その過程で人権や性、集団として下す決定に対する責任など、わたしたちの市民社会の根幹に疑問を投げかけていきます。登場人物たちの一見コミカルなやり取りの中に、差別の歴史、性をめぐる権力構造など、冷徹な視線が浮かび上がります。社会における狩人とは誰なのでしょうか?そして、狩人が一転して狩られる立場になったとき、何が見えてくるのでしょうか?

優れて挑発的な本作は、バック・トゥ・バック・シアターが自ら語るように「私たちが私たち自身や他の人たちに対して持っている前提」を力強く揺り動かしていきます。それは「演劇で可能なこと」という、普段私たちが演劇を見るときに期待している「何か」を超えていくような彼らの挑戦でもあるのです。


京都・KYOTO EXPERIMENT 2023

日時:
2023年10月7日(土)午後3時30分開演
2023年10月8日(日)午後3時30分開演 ※終演後にポスト・パフォーマンス・トーク有
会場:ロームシアター京都 サウスホール(京都府京都市左京区岡崎最勝寺町13)
上演時間:約60分
言語:英語(日本語・英語字幕あり)

※車椅子でご来場の方は、各料金の500円引き(介助者1名無料)。席の場所が指定される場合あり。詳細はKYOTO EXPERIMENTチケットセンターまで要問い合わせ。会場に多目的トイレ有。
※12歳以上推奨

チケットについての詳細は、KYOTO EXPERIMENTのバック・トゥ・バック・シアターの公演詳細ページをご確認ください。

【京都・関連イベント】

SKFプログラム バック・トゥ・バック・シアター ワークショップ ブリトニーの無意識

日時:10月9日(月・祝)午前11時から午前12時30分
会場:ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川 ホール(京都府京都市左京区吉田河原町19-3)
ファシリテーター:バック・トゥ・バック・シアター芸術監督、アンサンブルメンバー
言語:英語(日本語逐次通訳あり)
対象:10歳以上
料金:1,000円(定員12名。先着順。要予約) ※予約はこちらのフォームから
持ち物:タオルまたはブランケット

バック・トゥ・バック・シアターがその創作プロセスを紹介するワークショップを開催します。普段どのように共同創作に取り組んでいるかを知ることのできる機会です。アーティストから、同カンパニーの活動に興味のある人まで、障害のある・なしにかかわらず、すべての人にひらかれる本ワークショップは、インクルーシブであること、参加者の間になんの違いも障壁もないことを体感できるでしょう。


山口・山口情報芸術センターYCAM

日時:
2023年10月14日(土)午後7時開演
2023年10月15日(日)午後2時開演
会場:山口情報芸術センター[YCAM]スタジオA(山口県山口市中園町7−7)
上演時間:約60分
言語:英語(日本語字幕あり)

※シニア(65歳以上)と障害者および同行の介助者の特別割引有。
車椅子でご来場の方、上演中に客席から会場外へ出やすい席をご希望の方、ヒアリングループ(補聴システム)をご利用の方への対応あり。チケット購入時に要問い合わせ。会場に多目的トイレ有。
※未就学児童入場不可。

チケットについての詳細は、山口情報芸術センター[YCAM]のバック・トゥ・バック・シアターの公演詳細ページをご確認ください。

【山口・関連イベント】

ポストトーク
日時:10月14日(土)公演終了後 
会場:山口情報芸術センター[YCAM]スタジオA
料金:参加無料(公演チケットのみ)
登壇:ブルース・グラッドウィン(バック・トゥ・バック・シアター芸術監督)、長津結一郎(九州大学大学院芸術工学研究院准教授)
※通訳あり

②ワークショップ
「ブリトニーの無意識」
日時:10月12日(木)午後7時から9時
会場:山口情報芸術センター[YCAM]スタジオB
料金:参加無料(要申込) ※申込はこちらのフォームから
定員:12人 
対象:10歳以上
講師:ブルース・グラッドウィン(バック・トゥ・バック・シアター芸術監督)、およびバック・トゥ・バック・シアターの俳優

バック・トゥ・バック・シアターの創作過程を垣間見れるワークショップです。
※通訳あり ※途中入退場可能 ※体を動かしたり、会場内を移動します。
※付添の方もご一緒に参加いただけますので、お申込み時にその旨をお知らせください。
※イベント内で必要なサポートがあればお知らせください。イベント外でのサポートが必要な場合は、介助者とご一緒に参加ください。

©︎Kira Kynd
写真提供:Back to Back Theatre

インフォメーション

バック・トゥ・バック・シアター「影の獲物になる狩人」

      【京都・KYOTO EXPERIMENT 2023】
      主催:京都国際舞台芸術祭実行委員会 [京都市、ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)、京都芸術大学 舞台芸術研究センター、THEATRE E9 KYOTO(一般社団法人アーツシード京都)]
      特別協力:オーストラリア大使館  
      助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(国際芸術交流支援))独立行政法人日本芸術文化振興会

      お問合せ:KYOTO EXPERIMENT事務局
       ・電話番号 075-213-5839(12月から5月 平日午前11時から午後5時 / 6月から11月 平日午前11時から午後7時 [フェスティバル期間中は無休])
       ・KYOTO EXPERIMENTのウェブサイト

       

      山口・山口情報芸術センターYCAM]】
      主催:公益財団法人山口市文化振興財団
      後援:山口市、山口市教育委員会
      協力:オーストラリア大使館、一般社団法人HAPSSocial Work/Art Conference)、一般財団法人たんぽぽの家(障害とアートの相談室)
      技術協力:YCAM InterLab
      企画制作:山口情報芸術センター[YCAM

      お問合せ:山口情報芸術センター[YCAM]
       ・電話番号 083-901-2222(※開館日の午前10時から午後8時まで)
       ・山口情報芸術センターのウェブサイト

      会場

      [ロームシアター京都] 京都市左京区岡崎最勝寺町13番地

      ロームシアター京都
      京都市左京区岡崎最勝寺町13番地

      [山口情報芸術センター[YCAM]] 日本、〒753-0075 山口県山口市中園町7−7

      山口情報芸術センター[YCAM]
      日本、〒753-0075 山口県山口市中園町7−7