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(カテゴリー)イベント

(ニュースのタイトル)日本財団主催「みらいの福祉建築ミーティング」開催

(更新日)2023年06月22日

(この記事について)

2023年6月24日(土)のフォーラム、7月7日(金)・14日(金)・20日(木)平日夜のスタディ、計4日間のイベント

本文

「みらいの福祉施設建築プロジェクト」について

デザインがもたらす空間や環境が、福祉施設でのケアに影響を与えるのではないか。
日本財団は、2021年より「ケア」と「デザイン」を結び付けた新しい助成金公募「日本財団みらいの福祉施設建築プロジェクト」を実施しています。
福祉施設が、無機質な建物ではなく、地域にひらかれた魅力ある場所になれば、福祉サービスを利用する人やその家族、そこで働くスタッフ、地域の人たちの意識を変え、福祉施設は地域住民を繋げる拠点となり、まちづくりの核となっていくだろうとの理念のもと、活動が続いています。

本年度も2023年6月1日(木)より3回目の公募が開始しています。申請締切は2023年9月15日(金)17時までです。
詳細の募集内容は「日本財団みらいの福祉施設建築プロジェクト」の公式サイトをご覧ください。

フォーラムとスタディの計4日間「みらいの福祉建築ミーティング」

社会福祉施設のあり方、事業展開にとって、その施設の立地や建築は大きな意味を持っています。少子高齢化や多様性の尊重、コミュニティの希薄化といった社会背景の変化に伴い、社会福祉施設は多機能化や地域への貢献活動の活発化等、地域における拠点としての役割が求められています。また、施設のあり方は「管理する機能性」から、ケアのクリエイティビティを引き出し、自然治癒力を最大限発揮させるための環境づくりへと転換の動きが進んでいます。

フォーラムは、福祉施設と建築デザインの実践や連携の事例を学び、同時に福祉事業者が建築家と出会うきっかけ作りを目標として、会場とオンラインのハイブリッド形式で開催されます。会場では交流会も開かれます。
フォーラムに続き、7月には平日夜にオンライン配信にて行う「みらいの福祉施設建築ミーティング -スタディ-」(全3回)も開催されます。


「みらいの福祉施設建築フォーラム」

開催日程:2023年6月24日(土)
時間:午前11時から午後6時10分
会場:スクランブルホール (東京都渋谷区渋谷2丁目24-12 渋谷スクランブルスクエア(東棟)15階 渋谷キューズ)
募集人数:187名(会場)/300名(オンライン)
参加費用:1000円(税込)
申込方法:「みらいの福祉施設建築ミーティング」peatixページより


◆パネルディスカッション①
「設計者立場と事業者立場から考える福祉施設設計のプロセス」
福祉施設の設計は、福祉の専門家と建築の専門家がともに考え、議論し、協働しながら形作っていくそのプロセスこそがよい空間づくりの要といえます。どのようにすれば、よい協力関係を築きプロジェクトを成功させることができるのか、その方法と意義についてお話しいただきます。

【ファシリテーター】
森下静香(社会福祉法人わたぼうしの会 Good Job!センター香芝センター長)
【ゲスト】
栃澤麻利(株式会社SALHAUS 共同代表・建築家)
小久保佳彦(社会福祉法人聖救主福祉会)
長谷川駿(JAMZA一級建築士事務所 共同代表)


◆パネルディスカッション②
「福祉施設の『前提』を疑い、よりよい支援を行う福祉のあり方」
「福祉」をとらえるとき、ソフトとハード両面の「制度」が存在し、それに沿いつつも、その前提やあり方を問い直しながら支援を行うクリエイティビティが求められています。これからの福祉施設づくりにあたり、私たちがもっておくべき問いとは何か、議論していただきます。

【ファシリテーター】
当新卓也(PwCコンサルティング合同会社)
【ゲスト】
堂園春衣(株式会社THEM NAGAYA TOWER事務局)※オンラインにてご出演予定
菅原健介(株式会社ぐるんとびー 代表取締役・理学療法士)
深山直樹(みんなの家タブノキ 代表)


◆パネルディスカッション③
「みらいの福祉施設をどのように実現するか」
日本財団が2021年から開始した新しい助成プログラム「日本財団みらいの福祉施設建築プロジェクト」では、これからの福祉と社会に向けた熱量の高い申請が多数寄せられたとともに、その審査では、みらいの福祉施設はどのようであるべきなのか、真剣な熱い議論が交わされました。計画にあたり大切にしたい視点について、審査委員の皆さまからお話しいただきます。

【ファシリテーター】
福田光稀(公益財団法人日本財団 公益事業部国内事業開発チーム)
【ゲスト】
成瀬友梨(成瀬・猪熊建築設計事務所 代表取締役・建築家)
橋本達昌(社会福祉法人越前自立支援協会 常任理事 兼 事務局長)
藤原徹平(横浜国立大学 准教授/フジワラテッペイアーキテクツラボ主宰・建築家)


「みらいの福祉施設建築スタディ

開催日程:2023年7月7日(金)・ 7月14日(金)・7月20日(木)
時間:各日、午後5時30分から7時30分
実施場所:ZOOMウェビナー(オンライン)
参加費用:無料(事前申込制)
申込方法:「みらいの福祉施設建築スタディ」peatixページより


◇第1回:2023年7月7日(金)午後5時30分から7時30分
「大規模特養のゆくえと、これからの特養の設計」
90年代以前に建てられてきた施設が老朽化の時期を迎えています。建て替える?改修する…?悩みを抱える施設も少なくないはずです。今回は特養をテーマとして、数十年前の施設建設当時から、時代にあわせ、独自の、時に大胆な進化をしてきたみなさんにこれまでの「変化」とそのプロセスにおける「考え」を共有していただきます。

【ファシリテーター】
福田光稀(公益財団法人日本財団 公益事業部国内事業開発チーム)
【ゲスト】
篠崎一弘(社会福祉法人丹緑会 統括施設⻑)
舩越芳之(社会福祉法人長岡福祉協会 高齢者総合ケアセンターこぶし園 総合施設長)
翠川昌博(社会福祉法人みまき福祉会 常務理事)
山口健太郎(近畿大学建築学部 教授)


◇第2回:2023年7月14日(金)午後5時30分から7時30分
「『ひらくこと』と『暮らすこと』を同時に満たすーケアを必要とする人の空間と地域への開放性」
ケアが閉じてしまいがちな福祉施設。生活の場である以上プライバシーを守ることは大切ですが、地域との関わりを絶ってしまい、福祉を地域の人々から遠ざけてしまうことは避けなければなりません。暮らしを守りながら、地域にひらかれた安心できる場所をどのようにソフト・ハードでつくるのか、事例から学びたいと思います。

【ファシリテーター】
大谷 匠(医療法人医王寺会 地域未来企画室 部長/任意団体 福祉と建築 代表)
【ゲスト】
佐藤由巳子(認定NPO法人マギーズ東京)
安永周平(社会福祉法人福岡ひかり福祉会 特別養護老人ホームよりあいの森 施設長)
櫛田 啓(社会福祉法人みねやま福祉会 てらす峰夢 施設長)


◇第3回:2023年7月20日(木)午後5時30分から7時30分
「多世代交流を促進する複合施設の計画方法ーまちをつくる福祉施設」
高齢者施設と地域住民の利用の場を併設する、保育園の子どもたちが障害のある人が働く場所に集う等、多様なサービスを複合したり併設していくことによって、福祉施設が多世代の交流の場となり、まちにひらいていく。話題の施設はそれをどのように実現しているのか、その考えや手法に触れ、自らの地域を考え直すヒントを探ります。

【ファシリテーター】
馬場未織(NPO法人南房総リパブリック 理事長 / neighbor 共同代表)
【ゲスト】
福井大輔(株式会社未来企画 代表取締役)
田中伸弥(社会福祉法人ライフの学校 理事長)


インフォメーション

みらいの福祉施設建築ミーティング

主催:公益財団法人 日本財団
運営協力:株式会社マガジンハウス こここラボ

お問合せ先:みらいの福祉施設建築ミーティング運営事務局(運営:株式会社イースト)
土日祝日を除く平日11時~18時
Mail:info_event@east-inc.jp

日本財団 みらいの福祉施設建築ミーティング
第3回 日本財団 みらいの福祉施設建築プロジェクト