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(カテゴリー)展覧会

(ニュースのタイトル)東京都渋谷公園通りギャラリーにて、
展覧会「線のしぐさ」開催

(更新日)2022年04月22日

(この記事について)

 MoMA、ポンピドゥー・センター等の収蔵作家を含む10名の「線」をなぞる 

本文

 東京都渋谷公園通りギャラリーでは、2022年春の企画展として、展覧会「線のしぐさ」が開催されます。

近年、日本においてまとまったかたちで紹介される機会の少なかったアメリカのアール・ブリュットの作家と、日本の作家の作品が同じ空間で展示されます。スイス、ローザンヌのアール・ブリュット・コレクションだけでなく、ニューヨーク近代美術館やパリのポンピドゥー・センターなどに作品が収蔵される作家を含む10名が、「線」をテーマに一堂に会します。 

一本の線は、あるときはひとつの範囲を分け、またあるときは離れたものどうしをつなげます。相反する機能をもつ線は、空間の中で自らをさまざまに変化させ、かたちをつくり、ときには、かたちにならない何ものかを表します。「アール・ブリュット」の作品における線は、しばしば意図や計画とはかけ離れた、即興や偶然の結果とみなされます。反面、それは、作家の抑えがたい衝動や愛着、それに応じた身体の心地よい動きと離れがたく強く結びついています。そのため、作家のからだと心のしぐさは線にのりうつり、線はしぐさを生むのです。展覧会「線のしぐさ」は、10人の作家がつむぎ出す線のしぐさをなぞる展示となります。 


出展作家

齋藤裕一、坂上チユキ、西村一成、東恩納侑、松浦繁
スーザン・ジャノウ、ドワイト・マッキントッシュ、ダン・ミラー、トニー・ペデモンテ、ジュディス・スコット


齋藤裕一《無題(ドラえもん)》2005年 個人蔵 提供:小出由紀子事務所 撮影:平田かい

松浦 繁《守り神》2008年 作家蔵 撮影:三浦晴子 提供:障害者芸術活動支援センター@宮城(SOUP)

東恩納 侑《無題》2005年頃 作家蔵 提供:アートキャンプ2001実行委員会

ダン・ミラー《無題》2014年 個人蔵 提供:小出由紀子事務所 ©︎Creative Growth Art Center.

ジュディス・スコット《無題》1993年 オークランド、クリエイティブ・グロウス・アート・センター ©︎Creative Growth Art Center.

スーザン・ジャノウ《無題》2017年 オークランド、クリエイティブ・グロウス・アート・センター ©︎Creative Growth Art Center.

ドワイト・マッキントッシュ《無題》1995年 オークランド、クリエイティブ・グロウス・アート・センター ©︎Creative Growth Art Center.

坂上チユキ《父は鳥、母は魚(故郷はパプアニューギニア)》1980年代 MEM蔵 ©SAKAGAMI Chiyuki. 提供:MEM

西村一成《no title no. 1(20191217)》2019年 作家蔵 提供:ギャルリー宮脇

トニー・ペデモンテ《無題》2018年 オークランド、クリエイティブ・グロウス・アート・センター ©︎Creative Growth Art Center.


インフォメーション

線のしぐさ

  • 会期:2022年4月23日(土)~6月26日(日)
  • 時間:11:00~19:00 
  • 会場:東京都渋谷公園通りギャラリー 展示室1、2 (東京都渋谷区神南1-19-8)
  • 観覧料:無料
  • 主催:(公財)東京都歴史文化財団 東京都現代美術館 東京都渋谷公園通りギャラリー 
  • 特別協力:クリエイティブ・グロウス・アート・センター
  • 後援:アメリカ大使館 
     

*新型コロナウイルスの感染状況により開催内容が変更される場合があります。直近の情報は主催者のサイトなどでご確認ください。

 

お問い合せ:東京都渋谷公園通りギャラリー 

会場

[東京都渋谷公園通りギャラリー] 日本、東京都渋谷区神南1−19−8

東京都渋谷公園通りギャラリー
日本、東京都渋谷区神南1−19−8