日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS(ニッポンザイダン ダイバーシティ・イン・ジ・アーツ)は、2018年から続く、障害のあるアーティストによる作品の公募展「日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS公募展」の第5回開催に向けて、作品を募集いたします。募集対象は、国内外問わず、障害のある方が制作した過去に受賞歴のないアート作品となります。
本公募展は、アートを通じて障害のある人、ない人、全ての人々の交流を促し、感動やよろこびを共有しながら、障害のある人自身が自己の可能性を見いだせるよう、アート活動の機会を提供するとともに、才能あるアーティストの発掘や、障害のあるアーティストの活動の支援を行い、多様性の意義と価値をより広く社会へ発信し続けるべく、今回も多くの方からのご参加をお待ちしています。
制作する際の素材やテーマは自由。これまでも既成概念にとらわれることなく、延べ5,000名を超えるアーティストが参加し、絵画やイラスト、グラフィックデザイン、書、写真、造形などの様々な作品が出品されています。各界で活躍する6名の審査員が、各々の知見を生かし、才能あるアーティストたちの作品を選定します。
応募期間は、2022年6月15日(水)~6月30日(木)、一次審査結果は9月中旬頃を予定しています。
募集概要(国内応募)
【出品規定】国内外を問わず、障害のある方が制作したアート作品で過去に受賞歴のない作品
【応募資格】次のいずれかに該当する方
①作者本人 ②親権者(未成年) ③保護者 ④後見人 ⑤作者から作品の使用権を移譲された法人
【応募点数】1作者につき3点以内
【出品規格】
<種類>
平面作品(絵画、イラスト、グラフィックデザイン、書、写真)、立体作品(造形)など。素材やテーマは自由。
応募できない作品
- 受賞したことのある作品
- 腐りやすい素材の作品(生花など)
- 危険物を使った作品(発火物や毒物など)
- 壊れやすい作品(保管・展示できないもの)
- プライバシー権や肖像権、著作権、商標権に抵触する作品
*応募前に、作品に使用して良いかを権利のある人に確認してください。
*応募作品の使用による損害に対して、主催者は一切責任を負いません。
応募・入選を取り消す場合
- 応募用紙受付期間外に到着、または受信
- 応募用紙の記入事項が足りない
- 応募作品の写真がない
- 応募できない作品であることがわかった場合
- 応募条件を満たしていないことがわかった場合
<額装>
額装はしないでください。
*額は壊れやすく、送料(応募者負担)が割高になります。
<大きさ・重さ>
展示の制約上、以下のサイズを限度とします。
平面作品
- たて長作品 たて200㎝以内×よこ120㎝以内
- よこ長作品 たて120㎝以内×よこ200㎝以内
立体作品
-
高さ200㎝以内×幅150㎝以内×奥ゆき150㎝以内 重さ50kg以内
*長い方の1辺200cm以内、2辺の合計320cm以内
*写真作品は、原則4ツ切りサイズ(25.4cm×30.5cm)以上。プリント方法やサイズも審査対象となります。
【応募用紙受付期間】2022年6月15日(水)~6月30日(木)
<メール受付>6月30日(木)17:00締切
*期間外に到着、また受信した応募用紙は受付できませんのでご注意ください。
【応募料金】無料
*送料は応募者負担
【応募条件】
- 入選作品(審査員賞・海外作品賞・入賞・佳作)を主催者に貸し出せること[最長1年間]
- 入選作品を以下の使用に同意できること
・公募展での展示および広報
・作品図録への掲載
・主催者の記録
・主催者のウェブサイトやSNS、その他メディアなどへの掲載 - 出品規定、出品規格、応募条件を確認し、同意すること
【審査方法】
- 一次審査(書類審査):応募用紙(A3判1枚)で審査します。
*応募用紙以外の写真や資料は審査対象になりません。 - 二次審査(現物審査):現物作品で審査します。
【入選特典】
賞 |
図録への掲載・贈呈 |
公募展での作品展示 |
授賞式へのご招待 |
審査員賞(6点) 海外作品賞(1点) |
⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ |
入賞(43点) | ⚫︎ | ⚫︎ | - |
佳作(50点) |
⚫︎ | - | - |
※公募展開催予定地:東京・横浜・大阪
※授賞式への交通費・宿泊費は主催者負担。
※入選作品の返送料は主催者負担。
【応募方法】
応募用紙に必要事項をご記入の上、郵送またはメールのいずれかでご応募ください。
*一次審査は、書類(応募用紙)による審査です。作品は送らないでください。作品が届いた場合は、送料着払いにて返送します。
*応募用紙は、1作品ごとに1枚作成してください。
*応募用紙をコピーして使用する場合は、縮小せず、A3判もしくは片面ずつA4判2枚にコピーしてください。
*複数の作品を応募する場合は、応募用紙をまとめてお送リください。メールの場合も、応募用紙のファイルをまとめて添付して送信してください。応募作品の合計数を郵便の場合は封筒裏面に、メールの場合は本文に明記してください。
*応募用紙は、返却しません。必ずコピーしたものを保管してください。
【個人情報の取扱】
応募用紙に記載された個人情報は、以下の利用目的で利用させていただきますので、ご了承の上ご応募ください。
- 本公募展事業に関する連絡、作品および資料送付、次年度以降を含む本公募展事業のご案内
- 本公募展事業における公募展(展覧会)、図録、主催者が発信する情報媒体、および各種メディアにおいて、作品名、作者名(雅号)の掲載
- 本公募展事業のために必要な業務、および主催者が実施する事業向上のための調査、分析
- 本公募事業において、契約等によリ適切な管理・保護監督のもと、必要な範囲内での業務委託先への提供
※利用目的以外で利用する場合は、法令に基づく場合をのぞき、応募者の同意を得た上で利用します。
【応募用紙送付先】
日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS 公募展 係
郵送: 〒530-0022 大阪府大阪市北区浪花町13-38 千代田ビル北館 4F-E
メール: contest@diversity-in-the-arts.jp
【審査員】(五十音順)
秋元雄史
練馬区立美術館 館長/東京藝術大学 名誉教授/金沢21世紀美術館 特任館長/国立台南芸術大学 栄誉教授
1955年生まれ。東京藝術大学美術学部卒業。1991年〜2006年ベネッセアートサイト直島のアートプロジェクト担当。2004年より地中美術館館長、ベネッセアートサイト直島・アーティスティックディレクターを兼務。2007年4月〜2017年3月金沢21世紀美術館館長。2015年4月〜2021年3月東京藝術大学大学美術館館長・教授。2018年4月〜練馬区立美術館館長。主なプロジェクト、展覧会は、「直島 家プロジェクト」、「地中美術館」、「スタンダード、直島スタンダード2」(直島)、「金沢アートプラットホーム2008」、「金沢・世界工芸トリエンナーレ」(金沢、台湾)、「工芸未来派」(金沢、ニューヨーク)、「ジャポニズム2018・井上有一展」(パリ、アルビ)、「あるがままのアート 人知れず表現し続ける者たち」展(東京)、「井上有一展」(北京、上海)等。2021年から、北陸三県を跨ぐ工芸祭「GO FOR KOGEI」、「クタニズム」をディレクション。
上田バロン
FR/LAME MONGER 代表/イラストレーター
京都の西陣織職人の祖父の家系に生まれる。2000年よりデジタルツールを駆使した硬質なボールドなラインを使い、ブランド化されたバロン目を持ったキャラクターイラストレーションを描く。フラットな表現でありながらアグレッシブな奥行きを感じる構図、そしてポップ&トゥーンスタイルが支持されている。広告や出版、ゲーム、メディアや巨大壁画など国内外で幅広く展開。幻冬舎「会話型心理ゲーム人狼」シリーズのキャラクターデザインがある。京都の茶室にシルクスクリーンプリントで仕上げた大作「Hachi」をはじめ、風神雷神図や黄金の舞妓図など日本の伝統技術と箔とデジタル表現を使った作品を生み出す。LIMITS世界大会2017で世界3位。玄光社より上田バロン初作品集『EYES』発売。
エドワード M. ゴメズ(Edward M. Gómez)brutjournal 創刊者 兼 編集長
アートジャーナリスト、評論家、キュレーター、グラフィックデザイナー。新しいアートマガジン『brutjournal』(www.brutjournal.com)の創刊者兼編集長で、アウトサイダー・アートマガジン『RAW VISION』の元主任編集者。『ニューヨーク・タイムズ』、『アート+オークション』、『アート&アンティーク』、『フォーク・アート・マガジン』、『ハイパーアレルジック』、『ブルックリン・レイル』、『ジャパンタイムズ』、『日経アジア』や、その他多くの出版物に記事、エッセイ、写真を提供している。ニューヨークと東京を拠点に活動中。スイス・ローザンヌのアール・ブリュット美術館諮問機関員。
中津川浩章
美術家/アートディレクター
美術家としての制作活動と同時に、さまざまな分野で社会とアートの関係性を問い直す取り組みを行う。表現活動ワークショップ、バリアフリーアートスタジオ、美術史ワークショップ、講演等を通じて人間が表現することの意味、大切さを伝えている。アートスタジオディレクション、展覧会企画・プロデュース、キュレ―ションを数多く手がけ、川崎市岡本太郎美術館「岡本太郎とアール・ブリュット」展キュレーター、「ビッグ・アイ アートプロジェクト」展覧会アートディレクター等々務める。(同)表現活動研究所ラスコー代表、一般社団法人Art InterMix代表、一般社団法人Get in touch理事、認定NPO法人アール・ド・ヴィーヴル理事、NPO法人エイブル・アート・ジャパン理事。
永野一晃
写真家
公益社団法人日本写真家協会(JPS)会員・京都読売写真クラブ代表・フォトコンテスト審査員等。1945年京都市生まれ。印刷会社企画部勤務を経てフリーの写真家。京都を中心に、骨董美術品・建築・料理・伝統工芸・人物ルポなどを撮影し出版物・雑誌に発表している。
望月虚舟
書家
1949年、姫路市生まれ、新潟大学教育学部書道科卒業。現在姫路市立好古学園大学校講師、関西代表作家展陳列部長。毎日書道展運営委員、大賞選考委員を経て、現在に至る。近畿地区独立書人団近畿地区統括、姫路美術協会運営委員、毎日書道展大賞受賞、(公財)独立書人団会員賞受賞、虚舟書法会会長として活躍中、作品揮毫、作品解説を通じて、書の臨書感、創作感を講話、研究集録などを通じて、自論を展開している。著書『コツがわかれば誰でも書ける』など。