本展は、2020年2月に滋賀県で開催され、2021年12月までに全国7地域を巡回した「アール・ブリュット-日本人と自然-」展の締めくくりとなる展示です。
2年の旅路の中で出会った各地域の作家20名を紹介する「Traveling―巡り合いの中から」、これから先=Beyondを見据える創造の形を浮かび上がらせる6組による「共同創造―新しいクリエイションのかたち」、2つのセクションで、150点に及ぶ作品が展示されます。
出展者:浅野春香 / 穴瀬生司 / 今村花子 / 大井康弘 / 葛西孝之 / 小林靖宏 / ごまのはえ+芝田貴子 / 坂本三次郎+椎原保 / 杉浦篤 / 鈴村恵太 / 高橋舞 / 高丸誠 / 田中乃理子 / 鶴川弘二 / 中武卓 / 中山正仁 / 西澤彰 / ノナカミホ / 廣川照章 / 藤田雄 / 曲梶智恵美 / 升山和明 / 水沼久直 / 宮井英寿 / 森川里緒奈 / 森脇高弘
企画協力:広瀬浩二郎(国立民族学博物館グローバル現象研究部 准教授)
目には見えない感覚を“さわる”―広瀬浩二郎さんと共に創造する美術鑑賞のBeyond
大阪・国立民族学博物館に勤務する全盲のキュレーター・研究者の広瀬さんは、さわる文化を「触文化」と称し、見ることを前提とせず、主に触感を通して楽しむ展覧会や作品鑑賞会の企画に携わっています。本展では、広瀬さんと共同創造した「見る」以外の方法から作品を楽しむ鑑賞体験するコーナーが設けられています。
関連イベント
「広瀬浩二郎さんとさわる!つくる!」
共同創造した鑑賞体験のコーナーを、広瀬さんとともに体験したり、関連する創作体験を行うイベントです。
日時:3月9日(水)、11日(金)14:00〜16:00
定員:各5名(要予約)
集合場所:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
展示の様子
障害者の文化芸術フェスティバルとは
「日本人と自然」をテーマに、障害者の視点を通じて国内外に発信する文化芸術フェスティバルです。アール・ブリュット展、舞台芸術公演、バリアフリー映画の上映、バリアフリー演劇の上演、農×福×食のイベントなどを実施します。
詳細は以下のウェブサイトをご覧ください。
「日本博を契機とした障害者の文化芸術フェスティバル in 近畿ブロック&グランドフィナーレ」ウェブページ:https://artbrut-creation-nippon.jp/2022shiga/