はじまりの美術館の運営母体である社会福祉法人安積愛育園の創作活動支援プロジェクト「ウーニコ(unico)」。unico fileでは、ウーニコのメンバーの中から毎回1名を選抜し、個展の開催と記録集の発行・アーカイブを行っています。
本展は、福島県郡山市で暮らす土屋康一さんを紹介する展覧会です。土屋さんは、安積愛育園の事業所「地域生活サポートセンターパッソ」に通っています。パッソが開所した2004年からのメンバーで、安積愛育園の創作活動支援プロジェクト「ウーニコ」の作家の一人です。
土屋さんの作品だけでなく、周囲の人の証言や制作風景の映像で、様々な角度から土屋さんを知ることができます。
土屋康一
1975年 栃木県生まれ、福島県郡山市在住
地域生活サポートセンターパッソに通所し、絵を描くことを始め様々な活動を行っている。代表作は、「はっぱ」と題される串に団子が刺さったような形状の作品群と、「はな」と題される画面全体を複数色で塗り分ける作品群に大別される。その他にも「おすし」などの具体物や人物、バス運行に関する記録メモをとることもある。「はっぱ」「はな」双方とも鮮やかな色彩が共通しており、植物の生命力を想起させる。
関連イベント
土屋さんとペンフレンド
土屋康一さんが来場者の方に向けた手紙や新作がはじまりの美術館に届きます。それらを見たり読んだりして、ぜひ土屋さんへお返事を書いてみてください。それを読んだ土屋さんからお返事があるかもしれません。
*手紙のやりとりは会期中、はじまりの美術館やSNS等で紹介されることがあります。
図解!?土屋康一
あなたが知ったり感じたりした土屋康一さんを絵や言葉で表現して、みんなで土屋さんを研究するワークショップを随時開催中。
土屋康一×HERALBONY
異彩を、放て。を掲げるアートライフブランド「HERALBONY」。土屋康一さんの作品が落とし込まれたプロダクトの数々がはじまりの美術館ohaco caféに集結します。また、はじまりの美術館の外壁に土屋さんの作品を大きく印刷したターポリンが掲出されます。会期終了後、アップサイクルグッズとして販売される予定です。