既存の美術や流行、教育、障害の有無などに左右されず、ただひたすら自由に独自の世界を創造し続けるアーティストたちの特別展「あるがままのアート -人知れず表現し続ける者たち-」が開催されます。20世紀初頭に新しいアートとして「発見」された独学のアーティストたちの作品は、新たな時代を創造するインスピレーションとして、20世紀初頭の美術の世界に衝撃を与え、広く認識されていきました。今日においても、その重要性は変わることなく、むしろ以前にも増して、自由で、多様な価値をもたらす創造的な世界として、アートに留まることなく、広く社会に受け入れられています。それらは、「人間とは何か」という根源的で、本質的な問いを発し、様々な価値観をもたらすアートとして、文化的に重要な役割を担っています。
会場では、NHKワールド・Eテレなどで放送中のドキュメンタリー番組「no art, no life」、2017年から放送を続けている「人知れず表現し続ける者たち」シリーズの映像も併せて紹介し、アーティストたちの創作の様子や日々の生活も覗くことができます。
【出品作家】
今村 花子、井村 ももか、
大倉 史子、金崎 将司、川上 建次、記 富久、喜舎場 盛也、CANKTLE(キャンクト)、古久保 憲満、小森谷 章、坂元 郁代、澤井 玲衣子、澤田 真一、舛次 崇、杉浦 篤、魲 万里絵、高田 幸恵、長 恵、林田 嶺一、福井 誠、藤岡 祐機、戸來 貴規、松本 寛庸、山際 正己、渡邊 義紘