ホームパーティのように、それぞれに作品やアイディアを持ち寄って、春の訪れを祝うHOME PARTY展。6回目となる今回は「蝶や花や(ルビ:ちやほや)」をテーマに、色彩、手触り、繰り返しを特徴とするアーティストたちの、愛おしく表情豊かな作品が美術館に集います。
出展作家プロフィール
土谷紘加
1997年生まれ。大阪在住。アトリエコーナス所属。毎日約3個のアイロンビーズの作品を作る。色選び・配置・アイロンの熱あてと全て一人で行う。楽しい時は歌いながらビーズを並べ、悲しい時は心を落ち着かせるようにアイロンを押し当て、完成品を満足げに眺める。同じものは一つとしてない。2017年「土谷紘加個展-COLONY拡張する色の粒子-」(Relic/大阪)を開催。
中川直昭
1976年生まれ。みずのきで暮らす。アトリエにやってきて、一時の間もなく画材が入った箱からクレヨンを持ち、一気に30分ほどで30枚以上も描くこともあったが、最近は時間をかけて1枚をゆっくりと描くことも多くなっている。2017年「中川直昭・牧野惠子流れの中で描く」(みずのき美術館/京都)2016年「みんなのアート~それぞれのらしさ~2016」(ぎふメディアコスモス/岐阜)
中村潤
1985年生まれ。2011年京都市立芸術大学大学院彫刻専攻修了。紙や糸をさわって、眺めて、考えて、つくって、手から離して、また眺めてみる。身近な素材を縫い、編み、からめ、大小やわらかい彫刻をつくる。2011年「ゲンビどこでも企画公募2011展」(広島市現代美術館/広島)にて審査員谷尻誠賞受賞。2017年「清流の国ぎふ芸術祭Art Award IN THE CUBE2017」(岐阜県美術館/岐阜)ほか。
橋本わこ
1992年生まれ。2015年札幌市立大学デザイン学部卒業。2019年東京藝術大学大学院美術研究科染織専攻修了。2015年度札幌市立大学卒業制作展最優秀賞受賞。「晴レ」の気持ちや言葉を、友禅染めやろうけつ染めなどの伝統技法で表現する。
二井貞信
1917年生まれ、1978年没。1963年にみずのきに入所し、翌年の絵画教室設立時より参加。描くモチーフは、樹木、貝、静物、石などの身近なものや、抽象的な図形が多く、多彩な色が施されているのが特徴。アール・ブリュット・コレクション(スイス・ローザンヌ)に5点が永久収蔵されている。2019年「アール・ブリュット再考2展みずのきの色層」(徳島県立美術館/徳島)にて作品を展示。
米増初音
1996年生まれ。幼い頃より色彩を感じ取り表現することに強いこだわりと喜びを抱く。高等部卒業時、みずのき美術館のワークショップに参加したことをきっかけに、みずのきアトリエに通うようになり、創作活動を継続中。本人の明るくポジティブなキャラクターがそのまま絵画に反映されている。主な発表歴 2015年「シリーズ企画『RESONANCE』IV 花岡伸宏×米増初音」(ギャラリー揺/京都)