アメリカの劇団ファマリー(Phamaly)の新作ミュージカル「ホンク︕〜みにくいアヒルの⼦〜」が東京建物Brillia HALL (豊島区⽴芸術⽂化劇場)で上演されます。
障害のあるアーティストが⾃⾝の芸術性や表現⼒、技術を⾼める場や表現者として経験する機会をつくります。本公演では、ファマリーのキャストに加えて、⽇本から⿅⼦澤拳(ダンサー)、東野寛⼦(ミュージカル俳優)が特別出演し、アメリカでの制作・初演を経て、⽇本凱旋公演を⾏います。
ファマリーは1989年、アメリカ・コロラド州デンバーで設⽴された、障害のある人による⾮営利の劇団です。芸術監督を務めるリーガン・リントンは、彼⼥⾃⾝も学⽣時代に交通事故で下半⾝の⾃由を失い、以来ファマリーの俳優として活躍してきました。「障害者は不⾃由な⼈ではありません。私たちは、障害者でありながら働いていて、⼀⽅で、障害があるからこそ、クリエイティブであると信じています」と、彼⼥は語っています。
劇団Phamaly(ファマリー)
1989年にアメリカ・コロラド州デンバーにて⾮営利団体として設⽴。障害の有無に関わらず、演劇・⾳楽・ダンスに触れる機会を得られて、障害があっても芸術活動を望み、⾃⼰の想いや表現⼒を求める者に対して、舞台芸術の世界から就労・⾃⽴・社会参加を実現。良質な作品を提供するために公演ごとにオーディションを実施。学⽣や主婦、ハリウッド俳優など、さまざまな経歴のある⼈たちが個性・能⼒、新たな成⻑を⾝に付けるため、⽇々練習を繰り返して舞台を作り上げている。
30周年を迎えた2019年夏には、ブロードウェイで⼈気のミュージカル「CHICAGO(シカゴ)」を上演。多発性硬化症、パーキンソン病、脳性⿇痺、⾃閉症などさまざまな障害のある俳優たちが、華やかなステージで観客を魅了し、評判を呼んだ。
https://www.phamaly.org
芸術監督・俳優:リーガン・リントン
デンバー出⾝。ロサンゼルスのUSC時代に交通事故で脊髄を損傷。イングルウッドのクレイグ病院でリハビリをし、USCで学位を取得。2005年から劇団ファマリーで、パフォーマンスを始める。現在は、ファマリーの芸術監督。⾞いす使⽤者としては唯⼀のアメリカのメジ ャー劇団を率いて、演劇の分野でインクルージョンを呼びかける主要な⼈物である。
演出:ステイシー・ダンジェロ
オーロラ・コミュニティーカレッジ・シアター(CCA)のディレクター。インクルーシブであるための⼒強い物語を共有し、コミュニティ作りを⽬指す独⾃の劇作家、演技者。過去12年間でCCAのために40以上の作品を創作し演出してきた。
日本から2人のパフォーマーが特別参加・出演
⿅⼦澤 拳(ダンサー)
幼い頃にテレビを⾒てダンスを始める。K-POPのダンスや、「キンキーブーツ」「ハイスクール・ミュージカル」「シカゴ」などがお気に⼊り。熱⼼なダンサーである彼はストリートダンス(主にヒップホップ、ロック、ワック)とコンテンポラリーダンスを学ぶ。現在は国内外の多くの公演にパフォーマーとして参加し、制作にも関わっている。
東野 寛⼦(ミュージカル俳優)
神奈川県出⾝。19歳からバレエを始め、ジャズダンス、ボリウッド、声楽を東京で学び、卒業後は表現活動を⾏う。2018年にはアジア太平洋障害者芸術祭(シンガポール)、ミュージカル「big the musical」(博品館劇場)など多数のイベントやミュージカルに出演。現在はSLOW LABELの公演にも参加している。
関連イベント
タッチツアー
開演前に実際の舞台美術などを触っていただきながら、公演の解説をお聴きいただくことができます。
日時:2⽉15⽇(⼟)、16⽇(⽇)開場前 12:00-(約30分予定)
対象:障害のある方
事前解説
⼿話・かんたん⽇本語でオリエンテーション
日時:2⽉15⽇(⼟)、16⽇(⽇)開演前 13:00〜(約15分予定)
対象:お子様、障害のある方
アフタートーク
⼿話通訳・⽇本語字幕あり
日時:2⽉15⽇(⼟)、16⽇(⽇)終演後
15日登壇者:RYUCHELL、岸田ひろ実(ミライロ)、リーガン・リントン(ファマリー芸術監督)
16日登壇者:鹿子澤挙(ダンサー)、東野寛子(ミュージカル俳優)、他
各イベントの参加方法はこちらからご覧ください
https://truecolors2020.jp/topics/9143/