アーティストではなくても、日々私たちは表現をしています。絵を描いたり、話したり、歌を歌ったり、日記をつけたり。こうした表現の数々を「どのようにアーカイブしたらいいだろう」という問いからこの本は生まれました。
作品の整理や管理の方法、初級編と上級編の撮影方法、ウェブサイトのつくりかたなど、デジタルアーカイブの一連の流れをイラストや写真とともに紹介。札幌市立大学デザイン学部講師・須之内元洋氏の監修により、技術的な内容にも触れた1冊です。
【ハンドブックの内容】
Chapter I 作品を整理しよう!
1.目的と方針を決める
2.対象を決める
3.チームをつくる
4.情報の調査をする
5.作品の管理をする
6.作者から同意を得る
Chapter II デジタルアーカイブをつくろう!
7.作品の画像データを用意する
8.撮影した画像を加工する
9.データ管理環境を整える
10.サイトのデザインを考える
番外編:アーカイブを活用する
そのほか、監修者の須之内元洋氏による論考「アーカイブとは何か」や実際のアーカイブに取り組んだ障害者支援施設で働くスタッフの座談会、美術館スタッフの論考などを掲載。
このハンドブックはPDFデータで無料でダウンロードいただけます。また、ハンドブックの購入は、下記の販売先、購入方法をご覧ください。
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このプロジェクトに関わった美術館が手がけたデジタルアーカイブ
①はじまりアーカイブス Unico file
社会福祉法人安積愛育園 はじまりの美術館が2018年3月に公開しました。
https://hajimari-archives.com
②はじまりアーカイブス Fukushima file
はじまりの美術館が中心になって、福島県内で表現活動をする障害のある方の作品を対象とするデジタルアーカイブサイトを2019年8月に公開しました。
https://fukushima.hajimari-archives.com
③福六アーカイブス
社会福祉法人 創樹会鞆の津ミュージアムが2018年9月に公開しました。
https://fukuroku-archives.abtm.jp
④みずのきアーカイブ
みずのき美術館のデジタルアーカイブは一般公開していませんが、
http://www.mizunoki-museum.org