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(写真について)©2016 A&E Television Networks, LLC. All Rights Reserved.

(カテゴリー)映画

(ニュースのタイトル)ディズニーアニメと家族の愛で言葉を取り戻した自閉症の少年。 映画『ぼくと魔法の言葉たち』

(更新日)2017年05月01日

(この記事について)

第89回アカデミー賞®長編ドキュメンタリー映画部門ノミネート作品!ある日突然、自閉症によって言葉をなくした2歳の少年。彼を沈黙の世界から救い出したのは、ディズニーキャラクターの“魔法の言葉たち”でした。シネスイッチ銀座ほか、全国順次公開中です。

本文

米国で暮らすサスカインド家の次男オーウェン・サスカインド(26)。2 歳の時に突然言葉を発さなくなり、医師から ⾃閉症の診断を受け「一⽣言葉を話せないかもしれない」と告げられました。悲しみに暮れながら過ごす父と⺟は、ある日、オーウェンが発する意味をなさないモゴモゴとした言葉が、彼が毎日すり切れるほど観ていたディズニー・アニメーション『リトル・マーメイド』に登場するセリフであることに気づきます。

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『ライオン・キング』、『ピーター・パン』、『アラジン』、大好きなシーンを夢中になって観ているうちに、いつしか物語のセリフを口にし、まるで魔法のように言葉を取り戻していったオーウェン。ディズニーアニメの登場人物のオーバーなアクション、そして豊かな表情は、⾃閉症の彼にとって理解しやすいコミュニケーションだったのです。こうして、父と母、そして兄による「オーウェンの言葉を取り戻す!」ための作戦が始まりました。

メガホンを取ったのは、アフリカ系アメリカ人監督として初めてオスカーを受賞した経歴を持つロジャー・ロス・ウィリアムズ。劇中には映画に感動したディズニー社から異例の使用許諾 を受け、ディズニー・アニメーションの名作たちが数多く登場しています。

現在、東京のシネスイッチ銀座では日本初の試みとなる「フレンドリー上映」が実地されています。周りに気兼ねなくあらゆる人が映画を楽しめるようにと、毎週火曜日の第2回目の上映では、通常よりも照明を明るく設定し、上映中に自由に席を立ったり、大きな声を出したりすることができます。困難を乗り越えながら自立した人生を生きようとする現在の彼の姿を映し出した、心震わせるドキュメンタリーをぜひご覧ください。

*詳細は『ぼくと魔法の⾔葉たち』の公式ホームページよりご確認ください。
http://www.transformer.co.jp/m/bokutomahou/

【作品情報】
タイトル:『ぼくと魔法の⾔葉たち』
公開:全国にて大ヒット公開中
監督:ロジャー・ロス・ウィリアムズ(アカデミー賞®短篇ドキュメンタリー賞受賞作『Music by Prudence』)
原作:「ディズニー・セラピー ⾃閉症のわが子が教えてくれたこと」(ビジネス社・刊)
製作:ジュリー・ゴールドマン『アイ・ウェイウェイは謝らない』ロジャー・ロス・ウィリアムズ
出演:オーウェン・サスカインドロン・サスカインドコーネリア・サスカインドウォルト・サスカインド
2016 年/アメリカ/英語/91 分/カラー/DCP /原題:Life, Animated

⽇本語字幕:松浦美奈
後援・字幕監修:⼀般社団法⼈⽇本⾃閉症協会

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会場

[シネスイッチ銀座] 日本東京都中央区銀座4丁目4−5 シネスイッチ銀座

シネスイッチ銀座
日本東京都中央区銀座4丁目4−5 シネスイッチ銀座