鹿児島県鹿児島市にある障がい者支援センター〈しょうぶ学園〉は、木工、陶芸、刺繍、和紙、絵画などのものづくりを中心とした支援のスタイルとその作品で注目されています。中でも針一本で縫い続けるnui projectはNHK「日曜美術館」にて取り上げられるなど、広く世界から関心を集めています。学園の入り口には門がなく、ギャラリー、レストランや蕎麦屋、パン屋、クラフトショップ、ロバと羊のいる中庭は誰でも利用することができ、訪れる人たちの憩いの場になっています。
しょうぶ学園は2019年9月、新たな施設「アムアの森」をオープンしました。文化芸術活動を軸として、子ども・障害者・地域住民の主体的な活動を推進するために障害者福祉事業と組み合わせた、地域住民参加型の新しいアートセンターです。
アムアの森に併設する講堂「アムアホール」では様々な表現活動を支援します。こけら落とし公演として、2019年10月5日に「アムアの森」オープニングライブが開催されます。
【出演者プロフィール】
高木正勝
音楽家・映像作家。1979年生まれ、京都出身。長く親しんでいるピアノを用いた音楽、世界を旅しながら撮影した「動く絵画」のような映像、両方を手掛ける作家。『おおかみこどもの雨と雪』『夢と狂気の王国』『バケモノの子』『未来のミライ』の映画音楽をはじめ、CM音楽、執筆など幅広く活動している。最新作は、自然を招き入れたピアノ曲集『マージナリア』、6 年間のエッセイをまとめた書籍『こといづ』。
www.takagimasakatsu.com
otto&orabu
ottoは、2001年に民族楽器を中心に結成したパーカッショングループです。足並みがそろわない頑強にずれる音、パワーのある音、不規則な音が自由に、そして純粋に楽しくセッションすることによって、心地よい不揃いの音が生まれます。またヴォイスグループorabu (おらぶ=鹿児島弁で「叫ぶ」の意)は、叫びのコーラス。otto のリズムとorabuのヴォイスが絶妙のコラボレーション空間をつくります。