日本財団 DIVERSITY IN THE ARTSは2020年夏、東京オリンピック・パラリンピックの開催時期にあわせて、お台場の船の科学館を会場に「愛」をテーマに大規模な展覧会 LOVE LOVE LOVE LOVE 展を開催します。
今回は、開催1年前のプレイベントとして、考え中・準備中のあれこれを、まるごとシェアします。トークイベントやワークショップ、作品展示など、もりだくさん。来年の展覧会に向けて、みんなで楽しく愛をもみもみしましょう。ぜひ会場に足をお運びください。
【出展作家】
井村ももか / 岡元 俊雄 / 小林 覚 / 清水 千秋 / 砂連尾 理 / 杉浦 篤 / 高田 安規子・政子 / 寺口 さやか/ 似里 力 / 西尾 美也 / 納田 裕加 / 伏木 庸平 / ピーター・マクドナルド / 松井 智惠 / 松本 力 / 宮川 佑理子
【公開制作】
出展作家のうち数名は、共同のアトリエで制作を行っています。公開制作では、工房集(埼玉県)、やまなみ工房(滋賀県)、るんびにい美術館(岩手県)で活動している作家たちが、ふだんアトリエで取り組んでいるように作品を制作します。
工房集
1984年に開設したみぬま福祉会が、2002年に開かれた場所づくりを目指し、「集(しゅう)」と名付けられたこの工房には、ギャラリーやアトリエ、カフェ、ショップ、庭などがあり、作家だけではなく建築家やキュレーターらとも協働して活動を行なっている。近隣にある同法人の工房を含め、作家たちは絵画や織り、木工、写真、書、紙粘土、ステンドグラスなど多岐に渡る表現方法を追求している。公開制作には、納田裕加さんが参加。
日時:7月16日(火)13:00-14:30
やまなみ工房
1986年に滋賀県甲賀市に開かれた、作家の共同アトリエであり福祉施設。陶芸や絵画、刺繍など、6つのグループに分かれて活動し、ひとり一人が素材や表現方法を選び、独自の表現を探っている。ファッションブランドとのコラボレーションなども行う他、2018年には、やまなみ工房の作家に着目したドキュメンタリー映画『地蔵とリビドー』が全国各地で公開されるなど、多方面から注目を集めている。公開制作には、井村ももかさん、清水千秋さんが参加。
日時:7月14日(日)、15日(月・祝)10:00-16:00
るんびにい美術館
岩手県花巻市にある、アトリエが併設された小さな美術館。アートを通してボーダーレスな(境界のない)世界を垣間見せることを目指す。美術館2階のアトリエでは、作家たちが日々通って、創作活動に打ち込んでいる。ギャラリーではさまざまな企画展を実施、自家製パンや地元野菜を使った料理を提供するカフェ、作家の作品をデザインに取り入れたグッズを販売するショップもある。公開制作には、似里力さん、小林覚さんが参加。
日時:7月15日(月・祝)10:00-15:00
【ワークショップ】
本能と創造性が爆発する、山形県にある“超”児童館「キッズドームソライ」が東京に初出張! さまざまな素材や道具を使ってものづくりができるワークショップを、3日間通して行います。つくった作品は全て持ちかえれます。
時間:10:00-18:30(最終日は16:30まで)
会場:東京ミッドタウン・ホールA(港区赤坂9-7-2 ミッドタウン・イースト B1F)
参加方法:事前申し込みなし
参加無料
キッズドームソライ:https://sorai.yamagata-design.com
【スペシャルワークショップ】
航海図を描こう!
アーティストの占部史人さんをゲストに迎えて行うワークショップ。みんなが想像する島をつなげて、大きな航海図をつくります。
1部:島を描くワークショップ
子どもたちや参加者の、いつか行ってみたい島、夢の島を自由に想像して紙に描きます。
2部:航海図を描くワークショップ
みんなの島をつないで、波や海のいきもの、乗りものなどを描き、1枚の大きな航海図にします。完成した航海図は、会場内に展示されます。
日時:7月14日(日)1部11:00-12:00 /2部14:30-15:30
ゲスト:占部史人(アーティスト)
定員:各10名
参加方法:事前申し込み制、1部のみ/2部のみ/通しでの参加も可能。
参加無料
工夫して着る服「くふぅく」
出展作家である西尾美也さんをゲストに迎えて行う、不具合にデザインされた衣服をツールに、子どもたちが工夫して服を着用するファッションワークショップ。3本足のズボンや大きすぎて肩から落ちてしまうなどなど、変わった服を自由にデザインし、実際に着てみることで同じ服からたくさんの着方をつくり出します。
日時:7月15日(月・祝)14:30-16:00
ゲスト:西尾美也(アーティスト/出展作家)
定員:10名
参加方法:事前申し込み制
参加無料
小学校3年生以上のご参加を推奨しますが、大人の方の同伴で、2年生以下のお子様もご参加いただけます。
お申し込みはこちらからhttps://ez-entry.jp/lovelovelovelove/entry/
【トークイベント】
作家やクリエイターなど幅広い分野からゲストを迎え、トークイベントやワークショップを開催。ここで生まれたアイデアやヒントを、来夏の展覧会へつないでいきます。(特記なき場合の定員は100名です。)
①つくる場をつくる
日時:7月14日(日)13:00-14:30
登壇:マシュー・ビード・マーフィー(LAND Galleryキュレーター)、山下完和(やまなみ工房施設長)、小澤慶介(本展キュレーター)
②ユニバーサルデザインをみんなで考えよう!
日時:7月14日(日)15:30-16:30
登壇:廣村正彰(グラフィックデザイナー)、岡本 健(グラフィックデザイナー/本展グラフィック)、貝島桃代(建築家/本展会場構成)
③あなたと展覧会をつなぐ橋。アクセス・アート・プログラム
日時:7月15日(月・祝)10:30–12:30
④愛についての2、3の断章
日時:7月15日(月・祝)13:00 – 14:30
登壇:小野正嗣(作家・早稲田大学教授)、西 加奈子(作家)、小澤慶介(本展キュレーター)
⑤ともに、つくること
日時:7月15日(月・祝)16:30 – 18:00
登壇:瀬尾夏美(アーティスト)、砂連尾 理(ダンサー・振付家/出展作家)、小澤慶介(本展キュレーター)
⑥アクセス・アート・プログラムのミライ!ここ東京から考える。
日時:7月16日(火)10:30–12:30
企画協力:六本木アートナイト
⑦「目から入る情報」のアクセシビリティを考えよう!
日時:7月16日(火)13:30-14:30
登壇:伊敷政英(Cocktailz代表)、島影圭佑(株式会社オトングラス代表取締役)、萩原俊矢(ウェブディレクター/本展ウェブサイト)
参加方法:事前申し込み制、手話通訳・文字通訳あり
参加無料
お申し込みはこちらからhttps://ez-entry.jp/lovelovelovelove/entry/