北海道においても多くの障害者が創作活動に取り組んでおり、その溢れる才能を発揮しています。本展は、豊かな表現力と可能性を秘めた障害のある作家たちを改めて北海道内外に発信する機会として北海道立帯広美術館にて開催しています。
会場風景
北海道の現代アーティスト6名が、福祉団体などの運営する創作拠点20カ所以上を調査し、それぞれの芸術的観点を持って作品選考した結果、42名にのぼる作家の作品500点以上が集まりました。
同じ北海道の風土の中で創作活動を行うアーティストたちが出会い、障害のある/なしを超えた「生の芸術」の新たな可能性を探ります。
【出展者】
あつろう、荒関学、石野孝雄、居林明子、上杉克也、上渡あすか、内海雅充、遠藤弘司、 金塚貞夫、河上優矢、菊地政司、佐藤朱美、佐藤大亮、佐藤千春、佐藤麻衣子、神野啓太、鈴木僚介、角田川清、清尾あかり、セリーヌ AKIRA、高橋大樹、高橋詔子、田口龍太郎、田湯加那子、鉄地河原勝彦、冨原廣子、ともたん、TOMO4、中川日美、長崎智子、西山彩菜、福沢和弘、冬澤千鶴、桝田真子、水澤宏弥、宮崎寿、musou、村井玲王、山田俊介、YUNICO、吉原長次郎、吉村真理子（計 42 名）
【作品選定者】
相原正美 （彫刻） 朝地信介 （日本画） 上ノ大作 （陶芸・彫刻） 梅田マサノリ （絵画・インスタレーション） 竹本万亀 （切り絵） 原田ミドー （彫刻）
佐藤朱美《妖精たちのいたずら》2018年 作家蔵
鉄地河原勝彦《無題》2014年 かたるべの森美術館
上杉克也《無題》制作年不詳 剣淵西原学園
河上優矢《優矢のモータータウン》制作年不詳 あかるいどう
【関連イベント】
講演会
「アール・ブリュットの芸術性」
他の美術と何だか違う？アール・ブリュットについて解説します。
日時：3月17日（日）14:00-15:00
講師：三橋純予（北海道教育大学岩見沢校教授）
会場：講堂
聴講無料
ミュージアム・コンサート
帯広の音楽グループによるにぎやかなアフリカ音楽の演奏会です。
日時：3月21日（木・祝）14:00～（約20分）
会場：ロビー
入場無料
出演：ハランベー（愛灯学園）
キッズ・ミュージアム
託児室を開設します。お子さまが工作を楽しんでいる間、展覧会をゆっくりご鑑賞ください。
日時：3月23日（土）13:30〜15:30 *受付は15:00まで
会場：講堂
託児無料
朝地信介氏の解説。福沢和弘作品の前で。
朝地信介氏の解説。田湯加那子作品の前で。