本展は、障害のある人のアートに関する活動に従事する方々や当事者へのインタビューを中心に紹介し、課題やビジョンを共有する場、活動が生まれる場づくりを目指し、平成27年度に始まりました。総集編となる今回は、これまでを振り返るとともに新たに3つの事例を紹介します。また、会場内で4年間のインタビューをまとめた冊子を無料で配布します (部数限定・先着順)
しょうぶ学園
鹿児島市にある福祉施設。「与えられる」 から「創り出す」へ。ものづくりを通した福祉の新たな可能性を見出すために、利用者とスタッフがともに表現者として創作に関わる。
SLOW LABEL
クリエイターと企業や福祉施設などを繋ぎ、多様な人々の出会いと協働の機会を創出するとともに、それぞれの特色を活かした新しい「モノづくり」と「コトづくり」に取り組む。
日本財団
多様な個性に寛容な社会の実現を目指し、美術館の整備・展覧会開催・人材育成・ 情報発信など、障害福祉の現場で育まれてきたアート活動への支援をおこなう。
*そのほか、これまでに紹介した取り組みや関連作品なども展示 [50音順]
Unlimited、認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ、陶器・ガラス工房 ラパロマ、平川病院〈造形教室〉、森田かずよ、やまなみ工房
【関連イベント】
栗栖良依講演会 ~多様な人々が協働して生まれる新たな価値~
日時:10月26日(金)14:00-15:30
定員:50名 *要事前申込・先着順
講師:栗栖良依 (SLOW LABEL ディレクター)
障害者とクリエイター、アーティスト、市民が協働するプロジェクトを多数成功させてきた栗栖良依氏をお迎えし、障害の有無にかかわらず一人ひとりの個性を活かす社会のあり方についてお聞きします。
クリエイティブサポートレッツの活動 ~ソーシャルインクルージョンを目指して~
日時:10月28日(日)14:00-15:30
定員:50名 *要事前申込・先着順
講師:久保田 翠 (認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ 代表理事)
障害のある長男の誕生を契機に、誰もが安心できる居場所づくりと表現活動を支援するクリエイティブサポートレッツを設立した久保田 翠氏。設立の経緯や理念、目指す未来についてお聞きします。
“福祉×アート”を体験するダンスワークショップ
日時:10月28日(日)16:00-17:00
定員:30名 *要事前申込・先着順
講師:北村成美 (振付家・ダンサー)
障害のある人々とともにダンスステージを創りあげるなど、国内外で大型コミュニティダンス作品を制作する北村成美氏による、身体表現を通じて引き出されるコミュニケーションを体験するワークショップ。
映画上映会
日時:11月3日(土)①10:00- ②12:30-③15:00- ④17:00-
定員:各回80名*先着順
福祉施設等を舞台にしたドキュメンタリー映画を上映します
①『破片のきらめき 心の杖として鏡として』
開場10:00開演10:30 /上映時間80 分
フランスのヴズール国際アジア映画祭観客賞 [ドキュメンタリー映画最優秀賞] 受賞作品。精神科病院・平川病院のなかにある造形教室を舞台に、病と向き合いながら作品制作を続ける人々を追ったドキュメンタリー映画
*聴覚障害者用字幕付き上映
撮影・監督・編集:高橋愼二
②『日常 ~めぶき園を訪ねて~』★生ナレーション有り
開場12:30開演13:00 /上映時間90分
大分県豊後大野市犬飼町にある自閉症者施設・めぶき園を美術家の二宮圭一が取材・編集したドキュメンタリー映画。なお当日、映画のナレーションは二宮氏自身が行う予定です。
③『地蔵とリビドー』 ★アフタートーク有り
開演15:00 /上映時間62分
やまなみ工房に通所するアーティストたちによる創作物の魅力を、アウトサイダーアートに造詣の深いジャーナリストや美術関係者などのインタビューを交えて紹介するドキュメンタリー映像作品。
監督:笠谷圭見
アフタートーク:笠谷圭見(監督)、山下完和(やまなみ工房 施設長)
④『幸福は日々の中に。』 ★アフタートーク有り
開演 17:00 /上映時間73 分
鹿児島市にある知的障害者施設〈しょうぶ学園〉の日常を追い、学園での暮らしや、園長や職員たちの思いを丁寧に描いた ドキュメンタリー映画。
監督:茂木綾子、ヴェルナー・ペンツェル
アフタートーク:福森 伸 (しょうぶ学園 施設長・工房しょうぶ 主宰)
ギャラリートーク
日時:10月26日 (金) 13:00-
山出淳也(NPO法人BEPPU PROJECT 代表理事)